子育てストライキ

3人の子供たちとのドタバタ絵日記。「やりたいことをやらせる」をモットーに。やらせすぎてイライラするときは育児放棄。毎月キャンプに行きます。毎日レゴしてます。

1000冊以上の児童書を集めた我が家が絵本をおすすめしていく vol1 〜レオ・レオニ〜

f:id:LegoFamily:20180523231828j:plain

こんにちは。

じつは我が家には、1000冊以上の児童書があります。

長男が生まれたくらいの頃から、コツコツ集め続け、毎月1万円は使ってきたでしょうか。

6年、7年と経つうちに、今ではすごい量の本棚になってしまいました。

せっかくなので、集めた中からおすすめの本を紹介していきたいと思います。

2週間に1回くらいのペースでおすすめしていきます。


はじめに

さて、1000冊以上集めた中で、どれから紹介していくか。
とても迷います。
我が家では作家ごとに棚わけしてたりします。
せっかくなので、棚を選んで紹介していきましょう。


今回はレオ・レオニ&谷川俊太郎&宮沢賢治の棚の中からおすすめしましょう。
レオ・レオニの本は、ほとんど谷川俊太郎が翻訳しています。
ですので、同じ棚に入れているわけです。

谷川俊太郎、宮沢賢治、レオ・レオニを一つの記事で紹介するのは、あまりにももったいない。
そう思ったので、今回はレオ・レオニの本から3冊選んでみました。

レオ・レオニについて


レオ・レオニは不思議な絵本作家です。
大人が読んでいると、詩集を読んでいるような、そもそも絵本と詩集の違いがわからなくなるような、そんな印象を受けます。

オランダのアムステルダム出身で、お父さんがダイヤモンドカッター工と、絵に描いたようなユダヤ人家庭ですが、
ユダヤの家庭らしく、よほどのびのび育ったのでしょう。
のびのび育てると、絵心が育つんですよね。

そういう我が家もユダヤ式レシピを子育てに実践しておりますが。

「与える」より「引き出す」! ユダヤ式「天才」教育のレシピ (講談社+α文庫)

「与える」より「引き出す」! ユダヤ式「天才」教育のレシピ (講談社+α文庫)

まあその話はさておき。

絵心がある人の文章は、イメージをかきたててくれて好きです。
翻訳者の谷川俊太郎も、元のイメージを損なわないために、ずいぶん骨を折ったようですね。
なにしろ彼も詩人ですから。

エリックカールの才能を見出したのも、レオ・レオニらしいですね。
プロデューサーまでやってたなんて、すごい。

では紹介していきます。

フレデリック


5匹の野ネズミのお話。
4匹の野ネズミは冬支度のために食べ物集めに大忙し。
その傍で、フレデリックはせっせと心の栄養を集めていました。

ぼーっとしているようにしか見えないフレデリックを責めない4匹の野ネズミ。
ふところが広過ぎますね。
厳しい冬がやってきた時、4匹はフレデリックが集めていたものはなんだったのか知りたがります。
寒さと空腹を吹っ飛ばし、4匹の心を温めてくれたのは、詩人のフレデリックでした、というお話。

このお話、すごいのは、冬を越さなければならない厳しい自然界の掟の中に、詩というものをごく自然に入れ込んだことです。
今日の食事にありつくために必死になっている世界に、詩人を追加するレオ・レオニの度胸に拍手。
「エンターテイメントは人間に必要なもの」ということを思い出させてくれる「フレデリック」。
子供に読ませてあげたい一冊です。


フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし

フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし

スイミー

赤い小魚の兄弟たちと暮らす、真っ黒い小魚、スイミー。
お話の初っ端から、ミサイルみたいに突っ込んで来たマグロに兄弟みんな食べられて、天涯孤独のスイミー。
大自然で生きる厳しさを感じます。
しかしスイミーは、広大な海で新しい仲間と出会い、悲しみから一歩踏み出します。
知恵を絞り、勇気を出し、新しい仲間と共に生きる術を考える、かしこいスイミーのお話。

人間だって、出会いと別れは予期せぬことも多い。
しかも、スイミーの場合は自分だけ泳ぎが早く、自分だけが助かってしまった。
辛く寂しく、自責の念にかられたと思われます。
でも、新しい出会いは元気の源になり、スイミーを読みながら自分もだんだん元気になる感じがするんです。
素晴らしい出会いはすぐそこに広がっている。
隠れてないで、出てこいよ!今度こそ、仲間と共に生きるぞ!って、悲しみを乗り越えたスイミーの生き様を、子供に感じて欲しいと思える一冊。

スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし

スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし




あおくんときいろちゃん

あおくんときいろちゃんは、とっても仲良し。
ばったり出会えた二人は、嬉しすぎてくっついちゃって、緑になります。
二人で一つになっちゃったのです。
二人が家に帰ると、お互いの親に、緑の子はうちの子じゃないと言われます。
そりゃそーだ。
二人は大泣きしますが…最後にはパパやママたちも緑になってハッピーエンド、というお話。

青い丸と黄色い丸が主人公なのに、感情の動きがすごく伝わってきて、ファンタジーの世界感に自然と入れちゃいます。
レオニが孫たちにお話をせがまれて、偶然生まれたという、このお話。
孫たちと遊びながら作られたそうで、どこか子供らしい発想を感じさせます。あ、そうきたか!みたいな。

ページをめくると、子供の頃、絵具遊びをした時のことを思い出します。
違う色同士を混ぜると新しい色が生まれる。それって、不思議で面白くて、嬉しかったなぁ。
そんな純粋な喜びや楽しさを、シンプルに表現してある一冊だと思います。



あおくんときいろちゃん (至光社国際版絵本)

あおくんときいろちゃん (至光社国際版絵本)






面白ければ、はてなブックマークお願いします!
このエントリーをはてなブックマークに追加


こちらの記事もどうぞ↓
www.familyblog.jp
www.familyblog.jp
www.familyblog.jp
www.familyblog.jp
www.familyblog.jp
www.familyblog.jp
www.familyblog.jp